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Technical Infomation


過酸化水素洗浄処理に関する残留塩素計の対処方法


対象残留塩素計 IR-10-40-22 及び IR-10-40-40
対象センサ RE-22B / RE-40B
 温浴施設でのレジオネラ菌対策として、日常管理としての滅菌処理だけではなく、定期的に浴槽循環配管、ろ過材を 2〜3% の過酸化水素で循環運転し洗浄する方法が行われます。
 最近の事例において、この洗浄用過酸化水素が残留塩素センサに接触し、残留塩素計の指示値に影響を与え、一時的に残留塩素計がその性能を損ない使用できない、あるいは実際の残留塩素濃度と合致しない等の不具合が発生しました。
 残留塩素センサに高濃度過酸化水素が接触した場合には、「IR-10-40-22(金電極センサ)」では過酸化水素の還元電流により指示値がフルスケール値オーバーとなり、「IR-10-40-40(白金電極センサ)」では酸化電流によりマイナス表示を示すことがあり、センサを構成する電極部にダメージを与えます。
 この状況は、過酸化水素濃度と暴露時間により、センサに対する影響は異なりますが、甚だしい場合にはセンサ故障を引き起こすことがあります。
 センサが正常動作に復帰するまでに 2〜3日程度かかる場合もあります。
過酸化水素滅菌処理を実施する場合には、残留塩素検出部(残留塩素センサ)に過酸化水素を接触しないように対応をお願いいたします。

【 過酸化水素がセンサに接触した時の動作不良内容 】

RE-22B(金電極センサ) 指示値がフルスケール値オーバーとなります。
その後、残留塩素計として動作させる場合で著しい時には、レンジオーバーのまま 1〜2日程度残留塩素に感応しないこともあります。
RE-40B(白金電極センサ) 指示値がフルスケール値オーバーとなります。
その後、残留塩素計として動作させる場合で著しい時には、2〜3日程度マイナス表示で残留塩素に感応しないこともあります。

【 対処方法 】

 実験例から、2〜3時間以内に復帰しない場合には時間経過により自然復帰するまで待つしか方法がなく、正常動作まで大変時間がかかる場合があります。
 そのためにも過酸化水素を使用する洗浄時には、過酸化水素に残留塩素センサを接触させないようにお願い申し上げます。
 残留塩素計の検出部まで含めて洗浄したいお客様は、お問い合わせをお願いします。

テクノエコー株式会社 企画開発室